内容説明
「適応異常の時代」を、二人の文士はいかに生き、いかに考えたか。政治・社会史と精神史を融合し、福田と三島の軌跡と交錯を描き切った、空前絶後の傑作評論。第10回正論新風賞受賞。
目次
「生き方」としての国語
「領土拡張」への愛護と苦労
「保守主義」といふ甘い罠
「ニヒリスト」の正体
泰平の世の「憂国」
「悪魔」はゐなくなつたか?
「二元論」としての防衛論
高度成長の「天国と地獄」
「破滅」の予感
顔色を見て呟け「日中友好」
その道険し「雲」の峰
「祝辞」といふ名の挑戦状
「思想」と「芸術」の間で
「適応異常」の戦後史
「日本」を孤立させるな
「昭和元禄」の呪ひ
「死の哲学」は再建されたか
言論の空しさ
著者等紹介
遠藤浩一[エンドウコウイチ]
昭和33年(1958)年、石川県金沢市生まれ。昭和56年、駒澤大学法学部卒業。民主党広報部長などを経て拓殖大学大学院教授、日本文化研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 私たちは繁殖している(分冊版) 【第7…
-
- 電子書籍
- ギラギラ 第1巻