マイクロソフト公式解説書
アーキテクチャ徹底解説 Microsoft Windows2000〈下〉

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  • サイズ B5判/ページ数 408p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784891002176
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

出版社内容情報

Windows2000の内部構造について解説した技術書です。下巻では、Windows2000のセキュリティ構造に始まり、I/OシステムのコンポーネントやWindows2000で使用できる各種デバイスドライバの説明、ストレージ管理、キャッシュマネージャの主な特徴について、さらにWindows2000のファイルシステムとネットワーク構造について解説しています。上巻と同様、付属CD-ROMに含まれている各種ツールを使用して実際に実験を行いながら内部構造を確認することができます。巻末には本書で使用されているWindows2000に関する用語解説集がついており、手早く知識を得ることができます。Windows2000の内部構造について、より深い知識を得たい読者に最適の一冊です。


[目次詳細]

第8章 セキュリティ
8.1 セキュリティの評価
8.2 セキュリティシステムの構成要素
8.3 オブジェクトの保護
8.3.1 アクセスチェック
8.3.2 セキュリティID
8.3.3 トークン
8.3.4 偽装
8.3.5 制限付きトークン
8.3.6 セキュリティ記述子とアクセス制御
8.4 セキュリティ監査
8.5 ログオン
8.5.1 Winlogonの初期化
8.5.2 ユーザーのログオン手順
8.6 まとめ
第9章 I/Oシステム
9.1 設計目標
9.2 I/Oシステムのコンポーネント
9.2.1 I/Oマネージャ
9.2.2 デバイスドライバ
9.2.3 プラグアンドプレイ(PnP)マネージャ
9.2.4 電源マネージャ
9.3 I/Oデータ構造体
9.3.1 ファイルオブジェクト
9.3.2 ドライバオブジェクトとデバイスオブジェクト
9.3.3 I/O要求パケット
9.3.4 I/O完了ポート
9.4 ドライバのロード、初期化、インストール
9.4.1 開始値
9.4.2 デバイスの列挙
9.4.3 devnode
9.4.4 devnodeドライバのロード
9.4.5 ドライバのインストール
9.5 I/O操作
9.5.1 I/Oの種類
9.5.2 単一階層ドライバへのI/O要求
9.5.3 階層ドライバへのI/O要求
9.5.4 I/O完了ポートの操作
9.5.5 同期
9.6 まとめ
第10章 ストレージ管理
10.1 Windows 2000のストレージ管理
10.2 パーティション分割
10.2.1 ベーシックパーティション
10.2.2 ダイナミックパーティション
10.3 ストレージドライバ
10.3.1 ディスクドライバ
10.3.2 デバイスの名前付け
10.3.3 ベーシックディスクの管理
10.3.4 ダイナミックディスクの管理
10.3.5 ディスクパフォーマンスの監視
10.4 マルチパーティションボリュームの管理
10.4.1 スパンボリューム
10.4.2 ストライプボリューム
10.4.3 ミラーボリューム
10.4.4 RAID-5ボリューム
10.4.5 ボリュームI/O操作
10.5 ボリュームの名前空間
10.5.1 マウントマネージャ
10.5.2 マウントポイント
10.5.3 ボリュームのマウント
10.6 まとめ
第11章 キャッシュマネージャ
11.1 Windows 2000キャッシュマネージャの主な特徴
11.1.1 単一のシステムキャッシュと集中化されたシステムキャッシュ
11.1.2 メモリマネージャ
11.1.3 キャッシュのコヒーレンシ
11.1.4 仮想ブロックキャッシュ
11.1.5 ストリームベースキャッシュ
11.1.6 回復可能ファイルシステムのサポート
11.2 キャッシュ構造
11.3 キャッシュサイズ
11.3.1 キャッシュの仮想サイズ
11.3.2 キャッシュの物理サイズ
11.4 キャッシュデータの構造
11.4.1 システム全体のキャッシュデータ構造
11.4.2 ファイル単位のキャッシュデータ構造
11.5 キャッシュオペレーション
11.5.1 ライトバックキャッシュと遅延書き込み
11.5.2 インテリジェントな先読み
11.5.3 システムスレッド
11.5.4 高速I/O
11.6 キャッシュサポートルーチン
11.6.1キャッシュとの間のコピー
11.6.2 マッピングとピニングインターフェイスを使ったキャッシュ
11.6.3 ダイレクトメモリアクセスインターフェイスによるキャッシュ
11.6.4 ライトスロットリング
11.7 まとめ
第12章 ファイルシステム
12.1 Windows 2000のファイルシステムフォーマット
12.1.1 CDFS
12.1.2 UDF
12.1.3 FAT12、FAT16、およびFAT32
12.1.4 NTFS
12.2 ファイルシステムドライバのアーキテクチャ
12.2.1 ローカルFSD
12.2.2 リモートFSD
12.2.3 ファイルシステム操作
12.3 NTFSの設計目標と機能
12.3.1 ハイエンドファイルシステムの要件
12.3.2 NTFSの拡張機能
12.4 NTFSファイルシステムドライバ
12.5 NTFSのオンディスク構造
12.5.1 ボリューム
12.5.2 クラスタ
12.5.3 マスタファイルテーブル
12.5.4 ファイルリファレンス番号
12.5.5 ファイルレコード
12.5.6 ファイル名
12.5.7 常駐属性と非常駐属性
12.5.8 インデックス
12.5.9 データ圧縮ファイルとスパースファイル
12.5.10 リパースポイント
12.5.11 変更ジャーナルファイル
12.5.12 オブジェクトID
12.5.13 クォータトラッキング
12.5.14 統合されたセキュリティ
12.6 NTFSの回復性サポート
12.6.1 ファイルシステム設計の進化
12.6.2 ロギング
12.6.3 回復
12.7 NTFSの不良クラスタ回復
12.8 暗号化ファイルシステムセキュリティ
12.8.1 コールバックの登録
12.8.2 ファイルの最初の暗号化
12.8.3 復号化プロセス
12.8.4 暗号化ファイルのバックアップ
12.9 まとめ
第13章 ネットワーク
13.1 OSI参照モデル
13.1.1 OSIの各層
13.1.2 Windows 2000ネットワークコンポーネント
13.2 ネットワークAPI
13.2.1 名前付きパイプとメールスロット
13.2.2 Windowsソケット
13.2.3 リモートプロシージャコール
13.2.4 共通インターネットファイルシステム(CIFS)
13.2.5 NetBIOS
13.2.6 その他のネットワークAPI
13.3 ネットワークリソースの名前解決
13.3.1 マルチプロバイダルーター
13.3.2 マルチUNCプロバイダ
13.3.3 ドメインネームシステム
13.4 プロトコルドライバ
13.5 NDISドライバ
13.5.1 NDISミニポートの派生形
13.5.2 接続指向NDIS
13.6 バインド
13.7 多層ネットワークサービス
13.7.1 リモートアクセス
13.7.2 Active Directory
13.7.3 ネットワーク負荷分散
13.7.4 ファイル複製サービス
13.7.5 分散ファイルシステム
13.7.6 TCP/IPの拡張
13.8 まとめ
用語集
索引

内容説明

本書は、Microsoft Windows2000オペレーティングシステムの内部構造について詳細に解説した書で、オペレーティングシステムの内部機構に興味のある開発者やシステム管理者といった上級者を対象としており、下巻では、堅牢なセキュリティを提供するためのWindows2000設計、I/Oシステムの設計目標、I/Oシステムを構成するコンポーネントおよび各種デバイスドライバなどについて解説。巻末に、本書独自のツールや、Windows2000デバッグツール、Windows2000およびコンシューマWindows向けの多数の人気フリーウェアツールで有名なwww.sysinternals.comで入手できるツールのうち、本書中の実験で使用したものを収録したCD‐ROMが付いています。

目次

第8章 セキュリティ
第9章 I/Oシステム
第10章 ストレージ管理
第11章 キャッシュマネージャ
第12章 ファイルシステム
第13章 ネットワーク

著者等紹介

ソロモン,デイビッド・A.[Solomon,David A.]
David Solomon Expert Seminars社代表。1992年以来、Microsoft Windows NTとMicrosoft Windows 2000の内部構造およびシステムプログラミングについてのセミナーを開講。顧客リストには、Microsoft社をはじめ、主要なソフトウェアおよびハードウェア企業すべてが名を連ねている。Digiatl Equipment Corporationの顧問ソフトウェアエンジニア時代に、VMSオペレーティングシステム開発グループでプロジェクトリーダーおよび開発者として9年以上勤務。その後、VMSの顧客ベースにWindows NTを普及させることに専念するためにDECを退社。VMSに精通したプログラマとシステム管理者にWindows NTを説明する自分の最初のセミナーに基づき、最初の著作「Windows NT for Open VMS Professionals」(’96年)を著す。セミナーの立案と講義の仕事に加えて、Microsoft TechEd、Microsoft PDC、WinDev、Software Developmentなどの業界イベントのレギュラー講演者でもある。いくつかのWindows NT会議のテクニカル議長職もこなしてきた。Windows 2000の研究以外の趣味は、ヨット、読書、「宇宙大作戦」と「スタートレック」

ルシノビッチ,マーク・E.[Russinovich,Mark E.]
Microsoft Windows NT、Windows 2000、およびコンシューマWindows向けの高度なシステムソフトウェアを専門に扱うWinternals Software社のチーフソフトウェアアーキテクトおよび共同設立者。Dr.Dobb’s JournalおよびWindows 2000 Magazineの寄稿編集者の1人で、Windows 2000 Magazineのマンスリーコラム「Internals」を担当。WinDev、Software Development、WinSummitなどの主要業界会議で、Windows 2000の内部構造や、デバイスドライバ/ファイルシステムドライバの開発について講演することも多い。コンピュータエンジニアリング分野におけるカーネギーメロン大学の理学士号とRennselear Polytechnic Instituteの理学修士号を持つ。1994年には、やはりコンピュータエンジニアリングの分野でカーネギーメロン大学の博士号を取得。NuMega Technologies(現在はCompuware NuMega Laboratories)で短期間勤務した後、ニューヨークにあるIBMのThomas J.Watson研究センターに2年半在籍し、カーネルモードWebサーバ/アクセラレータ技術の研究と開発に従事。いつもアクセスで混み合うSysiternals Webサイトの創設者で、Filemon、Regmon、NTFSDOS(MS-DOS用NTFSファイルシステムドライバ)、HandleExなど、Windows 2000およびコンシューマWindows向けの多数の人気フリーウェアツールの作者(共作者)でもある。ツールの作成とWindows 2000の内部構造研究以外の趣味は、ハイキング、バイク、妻Susanとの映画鑑賞、スポーツカーの運転
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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