内容説明
ジョン・マッケンローを引退させた男、そしてアンドレ・アガシをウィンブルドンで優勝させた男、それが本書の著者ブラッド・ギルバートである。特別な武器となるショットを持たずに、マッケンロー、ジミー・コナーズ、ピート・サンプラス、マイケル・チャンなどの超一流プレーヤーを破り、世界4位にランクされた男でもある。戦略と戦術を駆使して、“卑怯者”とののしられても試合に勝つ方法を見つけ出すギルバートのテニスの神髄が、本書にぎっしりと詰まっている。
目次
第1章 君が試合の前にするべきこと(心の準備が勝負を決める;持っていますか?“必勝グッズ”;勝つためのウォーミングアップ;スタートダッシュでリードを奪え)
第2章 もっと楽に、そして確実に勝てる(勝つための暗証番号を探し当てろ!;苦手プレーヤーをやっつけろ!;絶対に勝つための7つのポイント ほか)
第3章 トッププロの心理作戦(激怒の達人ジョン・マッケンローとジミー・コナーズ;イワン・レンドルの最終兵器;アンドレ・アガシのラビット戦法 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンノート
10
自分はテニスをプレイしないので、選手目線では読めなかったけれど、選手がどういうことを考えて試合に臨み、試合を闘っているのかがわかった。すべては「勝つために」という点から出発しており、勝とうが負けようが自分たちのサッカーを貫くという姿勢で闘ったサッカー日本代表のブラジルW杯の敗退を思った。相手に合わせて戦術を変えた方が賢いのは、どのスポーツでも同じらしい。スポーツ選手の自伝が実用書的な教訓に溢れているのと同様、試合の準備や駆け引きなどには仕事に援用できる項目が多々あった。またテニス観戦の助けにもなりそう。2015/08/06
ネイク
4
学生の時代からの愛読教本。これを読んでガラッとプレースタイルが変わったなとしみじみ思う2017/11/05
マーク
4
読み物として、面白い。一般レベルで役に立つかは?2016/01/07
turtle
3
「Winning Ugly」 という潔いタイトルが示す通り、かっこ悪くても何がなんでも勝ちたいという人に向けて書かれた本。そのために試合前、試合中にどんな点に注意するか、具体的に書かれていて参考になります。なんとなくわかっていても、こうしてトッププロの言葉で書かれるとより説得力があります。2023/04/14
edohot(江戸川ほとり)
1
勝てません。所詮ヘタレ。読んで安心。成功本の類でおわってしまう。が、結構最近になって勝ちモードがでてきました。習慣・思考の癖が変わってきたのかも。