内容説明
安土屏風の裏絵に秘められた信長の野望を巡って暗躍する謎の黒人ボンゴ、覆面の男弥介、伴天連の宣教師たち、そして信長の意図を測りかね、ひとり悩む明智光秀―。甲斐を制し、四国・中国もほぼ手中にした信長は、朝廷に征夷大将軍の地位を迫るべく京に入る。誰が誰を裏切り、誰が誰に忠誠を尽くしたのか。燃え盛る本能寺の背後で高らかに笑い声を上げたのはやはりあの男だった…。信長対光秀宿命の対決。
著者等紹介
円堂晃[エンドウアキラ]
1952年生まれ。1974~2001年まで神奈川県、群馬県で中学校国語教員。専門の日本文学の他に歴史と古美術に興味を持ち研究にあたる。とくに日本古陶磁器に明るい。群馬県太田市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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