出版社内容情報
日本人は宗教、特に仏教というものに、歴史を通じて幻惑されてきた。その経緯と、本当の理解の仕方を示す、知的衝撃の論考。
【著者紹介】
著述家
内容説明
衝撃の宗教論。日本人は何と1500年間も騙されてきた。信じられない知的興奮の書。
目次
第1章 お釈迦様の教えはどこへ行ったのか
第2章 2世紀頃、仏教にキリスト教が流れこんだ
第3章 ブッダの言葉こそ本当の仏教
第4章 宗教の中心は「救済を求める思想」
第5章 救済思想の否定として生まれた禅宗
第6章 般若心経になぜブッダの名前は無いのか?
第7章 「悪人正機説」を解体すると見えてくること
第8章 法華経を通じて見えてくる大乗仏教の正体
第9章 現代の阿弥陀如来の姿
第10章 道教とキリスト教
第11章 現代と救済
著者等紹介
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師を経て、常葉学園大学教授を務めた。日米の政界・シンクタンクに独自の情報源を持ち、金融経済からアメリカ政治思想、法制度論、英語、歴史など幅広いジャンルで、鋭い洞察と緻密な分析に基づいた論評を展開。また、副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として講演・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
15
断定する口調は爽快この上ないが『私はこう断定する。』『こうであると読んだ。決めた!』発言が多いのに注意して欲しい。問題は釈迦死後西暦150年頃に生まれた大乗仏教に、西方からやってきたマリア信仰がミックスされたと断言する点です。証拠も何もなく断言するので読むの止めたくなりますが、読み進めれば自分が疑問に感じていたことを臆面もなく代弁してくれるので清々しい。マリア信仰は大衆救済思想を持っているので、大乗仏教に溶け込みやすく日本人の拝む菩薩や阿弥陀様はマリア様だという主張。片手で薦めます。世尊布施論。2014/08/06
Nobu A
6
先日、断食道場に携帯した図書館本。仏教関係書籍しか持ち込めなかった為。随分と時間が掛かった。しかも、若干斜め読み。理由は筆者の筆致。「決めつける。あーこれでスッキリした」「主張し続けなければ気が済まない」等の学術から懸け離れた物言いが所々にあり、正直、読む気が失せる。書き手の自由と言えばそれまでだが、「逆説の日本史」の井沢元彦のようにもっと丁寧な考察を積み重ね、読者が納得し、読みやすい書き方をしてほしい。観音菩薩と弥勒菩薩は歴史の中でのキリスト教のマリアとの混合という大胆な仮説が非常に面白いだけに残念。2018/07/29
Hiroki Nishizumi
6
面白かった。菩薩とマリア、浄土宗とキリスト教そして道教など目の付け所に意表を突かれる。内容の真偽はともかく幅広いものの見方は参考になる。2014/09/24
MG
5
仏教=キリスト教である論です。もっとそれを庶民レベルでいうと仏像=マリア像=アニメのフィギア論です。あの二次元の少女=萌えとは、阿弥陀さま・観音さま・マリアさまを崇めるのは同じ、見えないものを信じるのが宗教である=人間とは弱いものであるという宗教の本質を描く作品です。2013/05/11
check2012
5
面白すぎました。仏像マニアとやらのみうらじゅんにも読んでほしいです。 ①退屈なお葬式の意味がやっとわかりました。 今の仏教、お寺、お坊さんは、お葬式産業に成り下がっているんですね! ②キリスト教やその他の、宗教の曖昧さも書かれています。 「サン・ピエトロのピエタ」の意味も衝撃です。2012/08/15
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