内容説明
2001年の米国同時多発テロ事件を象徴として、世界はますます泥沼化し、逆ユートピア(ディストピア)化しつつある。いまこそ、持続可能な自然と異文化が共存調和するエコユートピア的理想社会実現のための地域戦略が求められている。ここに、宇宙・人類創造説話「元の理」から抽出される思想を軸に、すぐれた建築家や思想・活動家の協力を得て、アフリカ大陸やインド、アフガニスタン、アリゾナの半砂漠地帯などにおけるエコヴィリッジやアグリトピアなどの理想環境都市づくりの実践モデルを紹介。
目次
序 ユートエコトピアの意義
第1章 ユートエコトピアへの廻り道
第2章 ユートエコトピアへの建築・宇宙・心理学
第3章 信仰的ユートピア大望の課題と現実
第4章 ユートエコトピア構想の現在と未来
第5章 ユートエコトピアへの往還―「トポス」知の交流のための対話・井上照夫
あとがきにかえて―「無能の知」と「無知の能」そして「憤慨」と「感動」
著者等紹介
井上昭夫[イノウエアキオ]
1936年生まれ。ハワイ大学文学部哲学科卒業。天理大学付属おやさと研究所長・教授、国連ユニタール特別上席顧問、国際経営文化学会副会長、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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