内容説明
千年前の夫婦げんかからお江戸のアイドルまで。縄文のヴィーナス、鳥獣人物戯画、風神雷神図屏風、見返り美人ほか、国宝を含む24作品を紹介!世界に誇れる日本のすばらしい美術作品とともに日本独自の繊細なココロを伝える、子どものための画集。
目次
大きなおしり!―縄文のヴィーナス(土偶)
大きな目!―遮光器土偶
なんだかへんだゾウ―普賢菩薩像
びゅーびゅーごろごろ―風神雷神図屏風
オレさまは龍だ―龍図
きりり墨一色―枯木鳴鵙図
みんなが主役―池辺群虫図
炎と蛾―炎舞
はっけよいのこったのこった―鳥獣人物戯画
かわいい―狗子図〔ほか〕
著者等紹介
結城昌子[ユウキマサコ]
武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、エッセイスト。1993年以降、子どものためのアート絵本の企画、制作をきっかけに子どもとアートをつなぐ活動を開始。「名画に挑戦」と銘打ったオリジナルのワークショップや講演、そのほか小中学生を対象とした各種コンクールの審査などを続けている。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞、久留島武彦文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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そら
21
知識絵本。日本史の教科書に出てくる国宝級のお宝を紹介してます。歴史好きには大変興味深い(^-^)。2018/02/03
オリーブ
18
先日訪れた上野の国際子ども図書館で惹かれた本。深々と積もる雪の白と鮮やかな赤で描かれた徳川家の菩提寺増上寺は大正時代に描かれたそうで江戸時代の浮世絵が甦ってくる。ニッポンのマンガの元祖と言われている「鳥獣人物戯画」、背景に悲しい物語がある「つきしま物語絵巻」、ちょっと不気味な「群仙図屏風」、空から眺めているかのような「洛中洛外図屏風」などは人物の賑わう声が聞こえてきそうでユーモラス。実像が神秘的な写楽って役者だったのかも?!自然のものから借りた日本画の色名に優雅さや味わいや趣を感じる。2019/09/06
ツキノ
12
(E-208)美術や歴史の教科書とはちがうお楽しみ。画集と絵本の合体のようで、文章、作者の紹介もすんなり入ってくる。「直感こども美術館」とはいいネーミング。巻末の「年代順作品マップ」「日本の色」もいい。2018/05/07
ヒラP@ehon.gohon
12
とてもインパクトのある美術解説です。 取り上げた題材も興味を感じます。 まずは子どもたちの関心を引っ張りこんで、楽しくさせることを大前提に作られた本だと思います。 理屈っぽい本ではないので、この本を読めば美術が好きになるように思います。2018/01/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』 https://bookmeter.com/books/12736537 紹介絵本。【テーマ ぐっとくるアート】 地元の図書館に蔵書が無く、美術の教科担任に聞いても無く、諦めていたら高校の学校図書室にあった本。美術の先生探してくれたそうですが、高校に美術教科が無いのになぜあるのか?、と別の疑問が(笑)せっかくなので中学校の学校図書室へ移動してもらえるようにしてくれたそうです。子どもよりも中高生(だから高校に?)大人が楽しいと思います。2020/08/09
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