目次
第1章 子供の目の秘密(眼球の精緻な仕組み;生まれてから見えるまで;色が見える;目が動かないと物は見えない;なぜ目は二つある;目と脳の持つ驚くべき可能性;目と耳の相乗作用;視覚の方程式と心)
第2章 目と脳と心の秘密(信号を見落とす人、見落とさない人;目の耐用年数;近視大国日本;過剰診断される緑内障;「幻視」―シャルル・ボネ症候群;目は身体のバロメーター;目は心のバロメーター;「心療内科」の立ち上げ)
第3章 瞼に隠された秘密(瞼のすごい力;瞼の動きに隠された秘密;ある患者さんの手記;瞬きの大切な機能;瞼の動きの異常が見逃されやすいわけ;目は考える器官)
第4章 目力アップの秘密(目はそれぞれに違う;見ていても見えない;見えなくても見える;多感覚システムを磨こう;自分で治す、自分で管理する;サプリメント、健康食品の功罪;患者の祈り、医師の祈り;医師の類型と利用法)
第5章 「目力」をとりまく日本の医療事情(日本の医療費は高くない;医療崩壊;薬価と経済原理;医療情報;ケガの後遺症1・器質性か心因性か;ケガの後遺症2・後遺障害等級表の不備;保険会社の前時代的体質;患者の不満の行方;「先生、目が欲しい」;「十五年間ありがとうございました」)
著者等紹介
若倉雅登[ワカクラマサト]
1980年北里大学大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。グラスゴー大学シニア研究員、北里大学医学部助教授(眼科学担当)を経て2002年11月より、医療法人社団済安堂井上眼科病院院長、東京大学、北里大学非常勤講師。専門は主として神経眼科(眼窩、斜視を含む)およびぶどう膜疾患。2006年11月会長として国際神経眼科学会総会を増上寺で開催。現在、日本神経眼科学会理事長、アジア神経眼科学会副会長、日本眼科学会評議員、メンタルケア協会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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