内容説明
出所不明で造作も幼稚な銅鏡が何故国宝に指定されたのか?「最古の日本文」とされた銘文が、吏読(漢字の朝鮮式表記)だったとしたら…。謎の豪族・紀氏とのからみのなかで、古代史の疑問を考える。
目次
第1章 はじめに伊都国ありき
第2章 国宝となった怪
第3章 原鏡と隅田八幡画像鏡
第4章 倭の五王の陪塚からでた
第5章 倭の五王の時代
第6章 闇の底の宇治
第7章 銘文を読む
第8章 銘文は吏読だった
第9章 宇佐大神と石清水八幡宮
第10章 神功皇后の記憶
第11章 隅田八幡神社と隅田の里
第12章 陵山古墳の副葬品でない
第13章 からんでくる藤原氏
最終章 画像鏡は誰に贈られたのか