星海社ＦＩＣＴＩＯＮＳ 東京より憎しみをこめて〈２〉

至道 流星【著】

星海社（2013/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 383p／高さ 19cm
• 商品コード 9784061388864
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

「日本国民の敵」と仕立て上げられ、経済産業省の官僚から極道へと“転職”した月成拓馬の新生活がスタートする。極道入門の第２巻！

海音寺詩乃が立ち上げた“世界を滅ぼす悪の組織”――新生・海音寺組に採用され、キャリア官僚から極道へ“転職”を果たした月成拓馬。詩乃の妹である美少女・雪奈の指導のもと、ヤクザ稼業のイロハを学び第二の人生をスタートさせた拓馬だったが――！？
明るく楽しい極道入門の第２巻！！

【著者紹介】
小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』（『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中）にてデビュー。著作に『大日本サムライガール』（星海社）、『神と世界と絶望人間』（改題後『世界征服２』）『好敵手オンリーワン』（講談社）、『羽月莉音の帝国』（小学館）などがある。

内容説明

海音寺詩乃が立ち上げた“世界を滅ぼす悪の組織”―新生・海音寺組に採用され、キャリア官僚から極道へ“転職”を果たした月成拓馬。詩乃の妹である美少女・雪奈の指導のもと、ヤクザ稼業のイロハを学び第二の人生をスタートさせた拓馬だったが―！？明るく楽しい極道入門の第２巻！！

著者等紹介

至道流星［シドウリュウセイ］
小説家、会社経営者、投資家。第７回講談社ＢＯＸ新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆ＳＳガール』（『世界征服』に改題し星海社文庫より発売）にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yobata]

海音寺組に拾われ、元キャリア官僚としての能力で任侠界に新たな風を期待された月成拓馬。詩乃の妹の雪奈の指導の下、新たなシノギで稼ぎを出し、その勢いでさらなるシノギを出そうと乗り出すも…。拓馬,極道入門編。ケツ持ちのいないギャンブル教材を売る悪徳業者を逆に狙うというNPO攻撃は、元官僚的発想かつヤクザ的手法で、極道に落ちた拓馬ならではの手法だったけど、社会的死を与えられたはずの拓馬が断然能天気というか海音寺美女姉妹に浮かれるなどの軽さが目立ち、緊張感がまるでない。今作は"極道”での成り上がりなので、→

2016/08/12

[ホシナーたかはし]

復讐劇始動編？ようやく始まりましたが、底辺の底まで落ちた拓馬が妙に余裕あるように見えます。ゲーム機を持ち出そうとしたり雪菜にはたかれて喜んだり調子に乗ったり。まぁ893初めてのダブル主人公である二人は、二巻の後半で痛い目を見ます。面白くて為になるところは田中芳樹さんの「創竜伝」「アルスラーン戦記」に通じるところがありますが、前述したところとハードカバーでの続編、それと値段で正直続きは迷います。

2014/03/03

[晦夢]

非常に面白かった。この人の他の作品はあまり好きではなかったのだが、この作品は非常に好み。悪徳業者を傘下に入れるシノギで拓馬は瞬く間に頭角を現し、月成組を作る。そして、投資で一世一代の勝負に出る。拓馬の優秀だけどどこか軽くて憎めない感じ好きだな。

2014/03/12

[otsuri]

相変わらずかっこ悪い主人公ですねぇ。生命力には溢れています（笑）。成功して調子に乗っては、またどん底へ。後半で投資のことが描かれていましたが、小額でも実際に運用している自分としては、身につまされました。でも、いくらマーケットに張り付いているとはいえ、逆指値とかでリスクヘッジしないとダメでしょｗｗレバレッジ限界までかけるようなやり方ならなおのこと。まあ、そこが拓馬の拓馬たるゆえんなのでしょうが。それにしても追証で自己破産ってできるものなんでしょうか?

2013/12/22

[yosa]

至道流星さんのヘタレキャラは本当にイライラします。言動も行動も不愉快だし、使い古された明らかな死亡フラグへ全力でまっしぐらに突き進む姿は見るも無残で、とりあえず背中に向かって蹴りを入れたいくらいにムカつきます。それが主人公ならば猶更というもの。この感情の苛立ちが作者の意図するところなのであればまだ良いのですが、実際のところどうなのでしょうか。疑問。１巻よりは面白くなっているし、甘過ぎるけれど、最後の最後で心を入れ替えてくれているような気がしないでもないので、次の巻こそは熱い展開を期待したいところです。

2014/03/11