内容説明
本書は、著者がこれまで書いてきた黒人男性作家に関する論文の中から「過去」、「記憶」、「語り」というキーワードで括れる論文を一三篇収めたものである。
目次
1章 アーネスト・ J.ゲインズ(インタビュー;黒人文化の位相から見たケイジャン・カントリー―アーネスト・J.ゲインズの作品を事例として;バッド・ニガーからバァーッド・ニガーへ―『愛と土埃について』 ほか)
2章 デイヴィッド・ブラッドリー(『チェイニーズヴィルの出来事』のメッセージ)
3章 リチャード・ライト(一九三〇年代とライト;『アメリカの息子』のもうひとつの読み方;フレッドの旅―「地下で暮らした男」 ほか)
著者等紹介
行方均[ナメカタヒトシ]
首都大学東京教授。専攻はアメリカ黒人文学。日本アメリカ文学会、黒人研究の会、多民族研究会(MESA)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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