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出版社内容情報
それぞれの結婚、それぞれの幸せ。
「牡丹と男爵の縁を結んでほしい」
――編集長の神代からの依頼をきっかけに、可能性を探しはじめた縁太郎。
しかし、牡丹にとって男爵は“ライバル”であり、どんなにいっても“お友達どまり”であると断言されてしまう。
うなだれ筆も進まない男爵に、編集部も焦りを募らせる。
アシスタント時代は仲がよかったというふたり。
デビュー後にすれちがってしまったことを知った縁太郎は、マンガを婚活に使うことを考えるが……?
熱き筆にのせて、かつての想いが鮮やかに蘇る!
大人気婚活ラブコメ、恋と青春の第5幕!
内容説明
「牡丹と男爵の縁を結んでほしい」―編集長の神代からの依頼をきっかけに、可能性を探しはじめた縁太郎。しかし、牡丹にとって男爵は“ライバル”であり、どんなにいっても“お友達どまり”であると断言されてしまう。うなだれ筆も進まない男爵に、編集部も焦りを募らせる。アシスタント時代は仲がよかったというふたり。デビュー後にすれちがってしまったことを知った縁太郎は、マンガを婚活に使うことを考えるが…?熱き筆にのせて、かつての想いが鮮やかに蘇る!大人気婚活ラブコメ、恋と青春の第5幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
79
今回は再び、エロ漫画家の牡丹がメインの巻。同じくエロ漫画家の怪盗エロゲ男爵と牡丹の縁を、縁太郎は結ぼうとするが、なかなか上手くいかない。そこで一計を案じて漫画を婚活に使う作戦を考えるが…。5巻もかなりの面白さで、特に後半の趣向や展開を読んでいくのは、やけにハラハラした。チョコチョコっと予想を裏切ってくるもので、ヒヤヒヤもする。読み終わってみれば「結婚は前提で、求めるものは本人の幸せ」というテーマは、今回も一貫していた。納得の着地。次巻で最終巻だそうで、シリーズ全体の決着はどうなるか?期待して待つとしよう。2021/11/24
ナギ
50
牡丹巻。スランプに陥った男爵に縁太郎はある企画を提案する。いよいよ現実味を帯びてくる縁太郎の婚活。そして、牡丹が出す結末とは?というお話……いや、泣けました。王道なんですが、見せ方が上手いというか、牡丹の気持ちと周りの人達の気持ちがすごく丁寧に描かれていて、そう来たかーって思わず唸りました。幸せになる方法は人それぞれなんですよね。改めて考えさせられる一冊でした。2022/11/16
よっち
35
編集長の神代からの依頼をきっかけに、牡丹と男爵の可能性を探しはじめた縁太郎。デビュー後にすれち違ってしまったことを知った縁太郎は、マンガを婚活に使うことを考える第五弾。牡丹にはライバルで、どこまでいってもお友達どまりであると断言されてしまう男爵。そんな状況に編集部も焦りを募らせる展開でしたけど、彼女たちらしいやり方で牡丹の本当に望んでいるものが何だったのか、遠回りしながらも徐々に整理されていって、きちんと答えにたどり着けて良かったです。残る彼女たちがどうするのか、どうなるのか、次巻最終巻に期待しています。2021/11/18
オセロ
32
黒峰が仲人界に革命を起こそうしている中、まひるから結婚報告を受けて自分のやり方を貫くことを決めた縁太朗。その一方で同じエロ漫画家の男爵との婚活に何故か積極的になれない牡丹に違和感を覚えた縁太朗はそのルーツを探る為にある策を講じることに。 その中で明らかになる2人の過去に起きたすれ違いを解消する為に縁太朗が男爵の背中を押す展開は胸が熱くなります。そんな2人の関係性の壁を越えた先にある答えは牡丹ならではのものでしたね。 そして次巻は遂に最終巻ということで、結衣とカレンの行く末がどうなるのか楽しみです。2021/11/20
しぇん
29
今回は牡丹先生のお話。最後に過去に拗れてしまった関係を解き明かしていくところかの手法は中々ロマンチックで良かったです。そして、ライバルの黒峰。なんか崩壊してそうなフラグたつなと思ってたら最後に特大の爆弾が爆発してしかけていますね。勝手に自滅する行動とるきがしてしょうがありません。次が最終巻のようですので楽しみに待とうと思います2021/12/12