内容説明
日本の歴史を一国史や政治史の観点からだけで考えるのではなく、人類社会史としての地域史や民衆の生活史の解明が強くもとめられている現在、江戸時代人の中央・地方意識や夷観念などの検証を通じて、そのための独自の視座を提示する。
目次
日本史における中央と地方
江戸における中央と地方―荻生徂徠『政談』を手がかりに
江戸時代における「夷」観念について
肉食の論理と異人感覚
生活史と政治史
民俗の変化と権力―近世日本の医療における
酒と政治―綱吉政権期のばあい
史料としての地名
郷土史・地方史・一国史についての試論
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- 和書
- 1からの経営学