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福音館文庫
赤毛のゾラ〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834083064
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8297

出版社内容情報

クロアチアの小さな港街を舞台に、みなしごたちが繰り広げる冒険物語。ヨーロッパの子どもたちに愛されてきた不朽の名作。1940年ごろのクロアチア、アドリア海に面した港町セニュ。町に住む12歳の少年ブランコは、母親を亡くし、天涯孤独の身となる。ゆく当てもなく途方に暮れ、空腹に耐えかねたブランコは、落ちていた魚を拾ったために捕まり、投獄されてしまう。一部始終を見ていた赤毛の少女ゾラは、仲間のみなしごたちとともにブランコを牢屋から救い出す。『長くつ下のピッピ』のモデルとされ、ヨーロッパの少年少女に愛されてきた冒険物語。

ヘルト・クルト[クルトヘルト]
ヘルト・クルト ドイツ東部イエーナ生まれの児童文学作家、詩人。本名Kurt Kl?ber。1933年にナチス政権の弾圧を逃れ、スイスへ移住。スイス市民権を得る。1948年まで執筆活動を禁じられたため、クルト・ヘルトの偽名を使う。本書のほかの主な作品に『ジュゼッペとマリア』がある。

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
酒寄進一 1958年生まれ。和光大学表現学部総合文化学科教授。ドイツ文学翻訳家。シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫)で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。主な訳書にテツナー『黒い兄弟』、イーザウ『盗まれた記憶の博物館』(以上あすなろ書房)、セシェ『囀る魚』(西村書店)、コルドン『ベルリン1919』『ベルリン1933』『ベルリン1945』(理論社)他多数。

西村ツチカ[ニシムラツチカ]
西村ツチカ 1984年生まれ。漫画家。2010年、短篇集『なかよし団の冒険』(徳間書店)でデビュー。同作で、第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。他の作品に『かわいそうな真弓さん』(徳間書店)、『さよーならみなさん』(小学館)がある。また、インディー出版レーベルのDIORAMA BOOKSが発行する漫画雑誌「USCA」「DIORAMA」にも漫画を発表している。

内容説明

一九四〇年ごろ、クロアチアの港町セニュ。町に住む少年ブランコは、母親を亡くし、天涯孤独の身となる。ゆく当てもなく途方に暮れ、空腹に耐えかねたブランコは、落ちていた魚を拾ったために捕まり、投獄されてしまう。一部始終を見ていた赤毛の少女ゾラは、仲間のみなしごたちとともにブランコを牢獄から救い出す。『長くつ下のピッピ』のモデルとされ、ヨーロッパの少年少女に愛されてきた冒険物語。

著者等紹介

ヘルト,クルト[ヘルト,クルト] [Held,Kurt]
1897年ドイツ東部イエーナ生まれの児童文学作家、詩人。本名Kurt Klaber。1933年にナチス政権の弾圧を逃れ、スイスへ移住。スイス市民権を得る、1948年まで執筆活動を禁じられたため、クルト・ヘルトの偽名を使う。本書のほかの主な作品に『ジュゼッペとマリア』がある。1959年没

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。和光大学表現学部総合文化学科教授。ドイツ文学翻訳家。シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫)でえ2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。主な訳書にテツナー『黒い兄弟』、イーザウ『盗まれた記憶の博物館』(以上あすなろ書房)他多数

西村ツチカ[ニシムラツチカ]
1984年生まれ。漫画家。2010年、短篇集『なかよし団の冒険』(徳間書店)でデビュー。同作で、第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。他の作品に『かわいそうな真弓さん』(徳間書店)、『さよーならみなさん』(小学館)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

11
☆4.5 勤務中に酔っ払い子供を警棒で打擲する警官とかどうなってんの。孤児が町をうろついていても社会福祉?なにそれ?だし民度低すぎ。当時のクロアチアってこれがスタンダードなの?? そんなだから余計にゴリアンじいさんが聖人に見えてしまう。下巻ではどんな事件が勃発するのかな。ブランコとジュロが笑顔で肩を組む日は来るのかな。「長くつ下のピッピ」のモデルとなっているそうです。ただし挿画の雰囲気はちと作品世界とミスマッチかな~。2024/10/24

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

11
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。赤毛のアンじゃないですよ~と紹介したい。クロアチアの解説付き。2019/11/04

長くつしたのピッピ

6
母親が亡くなり孤児となったブランコ。行く当てもなく落ちた魚を盗んだ罪で牢屋は入れられてしまう。それを助けたゾラ。ゾラはウスコックという孤児集団のリーダー。彼らは生きる為に盗みを働く。回りの大人たちは誰も彼らに目を向けようとしない。前半は、子ども達の悲惨な状況が哀れで読んでいて辛かった。でも、少しずつ手助けしてくれる大人たちに出会って子ども達が人を信じる気持ちやそれに応えようとする姿勢が出てきてほっとした。書評にあるようなワクワク感は大人の私は感じることが出来なかった。2017/01/22

キブシマサタ

3
《みなしごブランコとウスコックの赤毛のゾラ》  父親が行方不明、母親が亡くなりみなしごになった貧乏な少年のブランコ。街を彷徨っていたところ、市場で空腹のために落ちていた魚を拾おうとする。しかし、盗人と誤解され捕まり、牢屋に入れられてしまう。その様子を見ていた赤毛の少女ゾラと仲間のみなしごたちにより、救い出してもらう。そこから、彼らの冒険が始まる。 この作品はモノゴトの描写、特に動物と風景の描写が素晴らしい。久々に読んだ児童小説だったが、物語のテンポも小気味よく、終始ワクワクして読み通せた。2016/12/22

ちゃーちゃん

2
誰の保護も受けずに逞しく自分たちだけで生き抜こうとする、少年たち。「長くつ下のピッピ」の参考になった本とか。現代の若者たちもこんな本から生きることの底辺を疑似体験するのも良いと思いました。かく言う私もいっぱい良いものを頂いた気がします。2017/04/26

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