内容説明
時代に抗する遊びは愉しい!平成を詠む岡崎流漢詩50首。付・漢詩の作り方(ルールと実例)。
目次
第1部 50首―平成を彩った人たちと日常を詠む(宇宙探査機隼帰還;寄撫子日本女子足球隊;捧慈媼;聴山中伸弥博士受諾貝爾医学生理学賞;悼丸谷才一先生;次海江田万里先生瑶韻;贈大魔神佐々木主浩投手;憶中山清先生 ほか)
第2部 楽しくあそぶために―ルールと実例
著者等紹介
岡崎満義[オカザキミツヨシ]
1936年鳥取県生まれ。60年京都大学文学部哲学科卒業。同年文藝春秋入社。「ナンバー」初代編集長、「文藝春秋」編集長など歴任。1999年同社退職。2003年全日本漢詩連盟創立発起人、常務理事。2011年かながわ漢詩連盟会長。両連盟顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書記録(2018/10~)
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古典ではなく現在日本の俗な事象を詠んだ、生きた漢詩に興味を惹かれて。のわりには斜め読みに終わってしまったが。なにせ漢詩は難しい。しかし卑近なテーマを詠んでいい、というのは新たな発見。終盤に掲載されていた漢詩の種本があれば、いつか詠める日が来るのだろうか……?2025/03/26
残心
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もう忘れ去られようとしている漢詩という文芸だが、2018年にもなろうとする時代に出版された、新作の漢詩本というのが素晴らしい。 漢詩を作るというのは、平仄だの、韻をふむだの、ややこしくてかなわない。 この本の漢詩が良いのか悪いのかさえ、よく分からない。 しかし日本では、歴史的にも古くから漢詩は読まれていたようだし、頼山陽や大正天皇などの大作家もいて、貴重な文芸のようです。 井伏鱒二や佐藤春夫の訳詩が面白いことも、この本で教えてもらいました。 将来、漢詩が作れるようになりたいものです。2018/03/10