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内容説明
三浦家に伝わる古文書によって蘇った、ある川口御師の波乱に富んだ人生ドキュメント!前半生は将軍家御祈願所御師として誇り高く、後半生は幕府の後ろ盾や御師の職を失うなか、5人の子女と関わりながら激動の江戸末~明治を生きた三浦吉郷。さらに、吉郷の孫・博は中村星湖『少年行』の牧夫のモデルであった。「付」では『少年行』が取り上げなかった彼の人生を追った。
目次
1章 川口村と御師三浦家(川口村の景観と御師;将軍家御祈願所御師三浦家;三浦家の暮らし向きと川口御師の衰退)
2章 三浦吉郷の前半生(若き日の吉郷と配札勧化の様子;将軍家への年頭礼;吉郷と万延元年の富士山御縁年;幕末の社会情勢と吉郷の対応)
3章 明治期の吉郷(雄)(明治二年「出府日記」;明治初期の雄(吉郷)の動向
雄と五人の子女)
付 中村星湖『少年行』モデル考
著者等紹介
中村章彦[ナカムラアキヒコ]
1941年生。東京都八王子市出身。早稲田大学商学部卒。山梨県立高校教諭2002年退職。県立文学館専門調査員。山梨ことぶき勧学院大学院講師。富士河口湖町文化財審議会々長を歴任。現富士河口湖町古文書調査会代表。山梨郷土研究会々員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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