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内容説明
『おもしろブック』の編集から始まって、『別冊マーガレット』『花とゆめ』『LaLa』など、一九七〇年代初期から八〇年代にかけて少女マンガ誌の黄金期の舞台裏。マンガ編集50年の著者が語りつくした「あの頃」のこと。
目次
少年誌から少女誌へ
「別マ」の頃
別ママンガスクールをつくる
白泉社が生まれた
『LaLa』を創刊する
『花とゆめ』『LaLa』から生まれたもの
少年誌について
さまざまな試み
著者等紹介
小長井信昌[コナガイノブマサ]
1930年静岡市生まれ。東京陸軍幼年学校在校中終戦を迎える。横浜国立大学経済学部卒業。集英社に入社。『おもしろブック』(後の『少年ブック』『少年ジャンプ』の前身)、『りぼん』編集部を経て『別冊マーガレット』編集長。1973年白泉社創立に参加。編集担当役員、編集長として『花とゆめ』『LaLa』『ヤングアニマル』『MOE』などを創刊。1990年代表取締役社長。2000年代表、相談役など。2005年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
32
「りぼん」編集者、「別マ」編集長、白泉社社長だった小長井さんの50年間の回顧録。「花とゆめ」「LaLa」などを創刊されており、あぁ、私はこの人の関わった雑誌をどれだけ追いかけていたんだろうと思いました。忘れていた漫画家さんの名前も数多く載せられており、記憶が怒涛のごとく甦りました。24年組の登場で自信を失くして去った方も多かったようです。ネームを直すと雰囲気が壊れそうでそのままOKしていた人として坂田靖子・大島弓子・三原順・川原泉、少女漫画の王道としてくらもちふさこを挙げておられたのが納得でした。 2014/10/16
よむよむ
28
もう、ツボもツボ、ドツボです!私の青春は「別マ」と共にあったと言っても過言ではな~いっ 懐かしい名前や作品名が次々と出てきて、ニヤニヤせずにいられませんでした。くらもちふさこさんと槇村さとるさんの作品は今でも無条件に買っています。もちろん「ガラスの仮面」も!少女マンガ万歳っ!「別マ」万歳っ!2011/11/03
むーむーさん
19
面白かった。白泉社の漫画をもっと読んでみよう。2016/08/03
びっぐすとん
16
図書館本。読メレビュー見て。集英社と白泉社で少女マンガ雑誌の創刊に携わった編集者から見た少女マンガ史。小学館や講談社の漫画は当然あまり触れられていないが、当時は一般企業と同様、将来自社の雑誌を支える若い人(生え抜き)を育てようという懐の深さがあったのだな。私は気に入った漫画を単行本で揃える派だったので、雑誌自体は「マーガレット」も「花とゆめ」もあまり買わなかったが、どの雑誌にも知ってる作品があったよなぁ。夢のような豪華な時代だったのかも。『エイリアン通り』とかおしゃれだったし、川原泉はほぼ全作品持ってる。2018/11/20
めぐねい
14
編集者ってのは熱い想いがないとできひん職業なんやなと。少年誌から少女誌に移動したときは、なんとも言えない悔しい気持ちやったと思うし、それをバネに白泉社を立ち上げたところがすごい。白泉社の漫画には今でもお世話になってるしね。白泉社の漫画って大人になっても卒業しないってのをどこかで読んで、確かにずっと読んでるなぁと。今からでもガラスの仮面読み始めるのは遅くないやろうか。成田美名子も全部読破したいし、まだまだ漫画は卒業できないなぁ。2019/03/12




