内容説明
近世の悲劇を近代を経て現代に問う。遠島の重罪を着せられた流人の歴史考察。新しい発見・発掘、新たな光を当てる。
目次
西海遠島の流人―どこへ消されたのか
全国の義民流人―義民流人とは・全国一はどこ
義民流人と孝孫―祖父の一揆と孫娘の孝行
天草義民流人五島へ―一揆と義民の行方を追う
天草義民の最期―法界平等を遺した義民の姿
大塩の乱の獄門と流人―被獄門者の子ら多数を流刑
高野僧六二〇の流人―流人史上前代未聞超最多数
元京都高僧の流人―流人が全国旅行の実績あり
元京都士分の流人―この流人の○○事件とは
踏絵帳と改帳の流人―この二種の貴重な史料
維新恩赦と流人―流人島における恩赦の実例
流人の解放令―その史料の原点を追跡
著者等紹介
鶴田文史[ツルタブンシ]
1936年2月1日生。立命館大学文学部史学科日本史学専攻。天草歴史文化遺産の会顧問、天草史談会代表、天草文芸会代表、西海の乱史研究会・西海文化史研究所主宰、国重文・祇園橋を守る会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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