出版社内容情報
地域から発信する生きた臨床心理学を解説。
目次
序章 地域実践心理学のフォアランナー:放送大学大学院コミュニティアプローチ特論の授業から
第1章 あるボランティア活動から見た地域実践についての学び
第2章 キャンプ療法
第3章 音、音楽が果たせること:音楽療法
第4章 子育て支援と地域実践心理学
第5章 地域と大学のポテンシャリティを活かす実践活動:フリースペースの試み
第6章 下関地域の子育て支援ネットワーク
第7章 サイコダイナミックな地域臨床の面白さと可能性と
第8章 地域実践心理学におけるコミュニティワークの技法の活用
第9章 抱える環境としての地域:精神分析学の観点から地域実践を考える
第10章 地域実践心理学の教育:大学院生によるプロジェクト型演習
著者等紹介
中田行重[ナカタユキシゲ]
関西大学文学部教授。臨床心理学、人間性心理学専攻。1961年生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。臨床心理士
串崎真志[クシザキマサシ]
関西大学文学部助教授。臨床心理学、児童心理学専攻。1970年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程中途退学。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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huchang
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近い領域で仕事をしてきたが、自分のしてきたことの意味を実感とともに確認できた。ロジャース系のベースに則ったオーソドックスな書き方で、この領域の経験者なら好感の持てる書き方をしていると思う。さらっと読めるし、結局「専門家として」何もしてないと思われるかもしれないが、そうじゃない。何もしていないように見えるほどでんと構えていられるのは、ある領域の専門家であるという強烈な自負と自分にはできないことがあるという謙虚さと相手に対する強い好奇心があるから。地域やったことのある人はぜひ読んで。私は勝手に勇気をもらった。2020/01/28
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