出版社内容情報
倫理学とフェミニズムから「身体」を問う。,
内容説明
身体、そのリアリティから生起する今日の倫理を問う。
目次
1 身体・差異・共感をめぐるポリティクス―理解の方法的エポケーと新たな倫理的主体
2 「自己決定する自己」と身体―精神分析の発想から
3 バトラー理論の新たな倫理的ヴィジョン
4 フェミニズム=マイナー哲学における“身体”
5 違和としての身体―岡崎京子とサルトル
6 不可視化する「同性愛嫌悪」―同性愛者(と思われる人)に対する暴力の問題をめぐって
7 性暴力映像の社会問題化―視聴がもたらす被害の観点から
8 生殖技術と自己決定―代理母のエシックス/ポリティクス
9 ジェンダーと女性の人権―暴力被害女性への危機介入支援の現場から
10 フェミニズムと娼婦の位置―聖母/娼婦の分断の批判に向けて
著者等紹介
金井淑子[カナイヨシコ]
1944年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。哲学・倫理学専攻。横浜国立大学教授
細谷実[ホソヤマコト]
1957年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。倫理学専攻。関東学院大学助教授
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