出版社内容情報
変動する社会に対峙し、原点から展開する。
内容説明
本書は、特定の理論やアプローチ、技法の紹介ではなく、日本のカウンセリング界に影響を与え続けたアメリカの関係学会の潮流の下に、わが国の現状を考慮して、カウンセリング心理学の独自性およびカウンセラーの専門的特性を解説するものである。
目次
第1章 カウンセラーとカウンセリング
第2章 カウンセリング心理学の発達史
第3章 カウンセリング心理学の独自性
第4章 多様化するカウンセラーの機能と働き方
第5章 カウンセラーに必要な基本的態度と能力
第6章 プロセスとしてのカウンセリング
第7章 カウンセラーと倫理:専門職としての条件
著者等紹介
渡辺三枝子[ワタナベミエコ]
米国ペンシルバニア州立大学大学院博士課程。カウンセリング心理学・カウンセラー教育専攻。哲学博士号(Ph.D.)取得。筑波大学心理学系教授
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感想・レビュー
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きいち
26
とてもストイックな教科書。具体的な事例を語るのではなく、定義、歴史、隣接諸領域との違いを記述していく。なので決してよんでいて面白味があるわけではないが、そのおかげで、カウンセリングの考え方がむき出しになっていて、応用性が見えてくる。例えば「誰にも通じる万能な技法やアプローチはない」、だから「事実に基づいて観察」し、クライアントの行動開始という成果こそが評価の焦点。専門性はこうした冷静さが形成するもの。◇というような考え方って、プラグマティズムだ。アメリカだし、ロジャーズ、きっとデューイとつながってるよね。2018/03/04
ゼラニウム/フウロソウ科
0
メルカリにて購入。産業カウンセラー対策として。2022/03/29
ゼラニウム/フウロソウ科
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図書館にない2021/11/17