内容説明
文部省中央教育審議会全委員に配布。教育関係者の間で話題騒然!今日、日本において相も変わらず受験戦争が加熱し、学習塾や予備校が繁栄し続けている原因は実に単純である。日本では教育を提供する側に市場原理がいっこうに働いていない。文部省が相変わらず学習指導要領、検定教科書により教育内容を独占的に指定している。つまり特定の教育内容、カリキュラムのみにお墨付きを与えている訳だ。とすれば世の中の生徒や親達がこの「お墨付きを受けた知識」に一斉に飛びつこうとする。集中する現象が起こるのは当然である。これが「受験戦争」のメカニズムなのだ。とすれば受験戦争を解消する方法は実に簡単である。
目次
第1章 日本において「受験戦争」、「学習塾」、「予備校」が生ずるのは何故か
第2章 「学歴社会」の構造
第3章 日本教育の抱える問題点
第4章 教育民主化の展望
論文に関するQ&A集
教育に関するエッセイ4編