内容説明
介護サービスの受給資格認定はじめ、介護のあらゆる局面において不可欠な基礎データをなすのが必要介護時間だ。本書は、在宅及び施設における二つの介護時間の実態調査を、タイムスタディの理論と方法を追求しつつ精細に分析・検証し、その成果を社会福祉政策全体へ適用する可能性を具体的に展望した、まさに時宜に叶った貴重な労作である。
目次
第1章 タイムスタディ調査による介護研究の動向と本書の課題
第2章 タイムスタディ調査の方法論的検討
第3章 タイムスタディ調査の分析1―重度身体障害者の在宅介護時間
第4章 タイムスタディ調査の分析2―老人介護施設職員の業務時間
第5章 社会福祉政策へのタイムスタディ調査の応用
補論 参加の段階―必要介護時間の評価のための外的基準
著者等紹介
渡邊裕子[ワタナベユウコ]
駿河台大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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