内容説明
Yuen(東アジア共通通貨)はやがて文化や意思疎通のメディアとして機能し、流通し、東アジア地域の人々のあいだに最大の集合的アイデンティティ圏を醸成すると共に、加速度的に経済統合を促進させ、政治統合への道を切り開くであろう…経済学、政治学、社会学及びゲーム理論など学問の融合を試みつつ、不可欠の東アジア統合の行方を読み解く挑戦的構想の書。
目次
序 (提案;二一世紀の日本の進路)
第1章 東アジア統合の行方(多様なる東アジア;ASEAN東南アジア諸国連合 ほか)
第2章 欧州連合(ユアラピアン・ユニオン、EU)(文化、言語と宗教;政治統合への道のり ほか)
第3章 北米自由貿易地域(北アメリカの風土と歴史;アメリカとパレスチナ問題 ほか)
第4章 差異と同一から見た国家、市場と貨幣(国家とは;市場と資本主義 ほか)
第5章 国際政治経済システム(安全保障;国際貿易制度 ほか)
著者等紹介
柳田辰雄[ヤナギタタツオ]
1976年3月東京大学経済学部経済学科を卒業、1978年3月東京大学経済学研究科経済学専攻修士課程修了、国際通貨基金(IMF)エコノミスト、東京都立大学経済学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授、教授を経て、1999年4月より現職。この間ジョンズホプキンス大学客員研究員、ニューヨーク市立大学院センター客員助教授、2002年8月まで1年間国際協力事業団派遣専門家、インドネシア共和国財務省財政分析庁財政アドバイザー。経済済学博士(東京大学)。教育活動―大学院:国際政治経済システム学、国際政治経済システム学演習(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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