内容説明
本書は、時代の閉塞状況をふまえて、心の教育の中核的役割を担う道徳教育の新生をめざして編まれたものである。二部構成になっており、第一部は、新世紀の道徳教育のめざす課題について、それぞれの執筆者の問題関心から語っていただいた。第二部は、道徳授業方法の前提への展望のもとに、教育実践家がこれまで取り組んできたそれぞれの「新しい道徳学習」を披瀝していただいた。
目次
二一世紀における道徳教育の課題
第1部 道徳教育の未来展望(世紀転換期の子どもと倫理;性道徳意識の変容と学校教育の課題;豊かな人間性を育む道徳教育;自立する力を育む道徳教育 ほか)
第2部 新しい道徳学習の創造(「道徳」授業方法の前提となるもの;生きる喜びを生み出す道徳の学習;基礎・基本を身につける道徳の学習;「協同学び」を中核にすえた道徳の学習 ほか)
人間としての生き方と道徳教育