内容説明
民族・宗教・言語の差異に基づく葛藤を超え、国民統合をめざす東南アジア諸国の多文化共生の教育実態を、各国別論考と共に、横断比較で明らかにした包括的研究。アジア研究の必読書。
目次
第1章 東南アジアにおける多文化と国民統合
第2章 東南アジア諸国の民族と教育
第3章 東南アジアの文化と教育
第4章 東南アジア諸国と日本の教育交流・協力
第5章 東南アジア諸国の国民統合と教育
著者等紹介
村田翼夫[ムラタヨクオ]
1941年生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。京都大学教育学部助手、国立教育研究所主任研究官、筑波大学教育学系助教授を経て現在、筑波大学教育学系教授。比較・国際教育学専攻。主要著書に『東南アジア諸国における教育改革』(『教育経営の国際的動向』、ぎょうせい、1987年)、『アジア・太平洋諸国の国際教育協力・援助の実態と課題』(共著、国際教育協力・援助研究会、1990年)、『バイリンガル・テキスト 日本の教育(Education in Japan)』(共編著、学習研究社、1998年)、『アジア諸国に対する日本の教育の影響に関する実証的比較研究』(研究代表、科研費研究報告書、1999年)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。