出版社内容情報
争いと不平等に満ちた21世紀の世界を、サルトルはどう見ただろうか?
第二次大戦終戦直後のパリで行われた講演をまとめた本書は、私たちが自由でなければならいことの意味と、思索し続けることの意義を、未来への希望とともに語りかける。本書に込められたサルトル哲学の本質を、代表作『嘔吐』や盟友ボーヴォワールとの仕事や関係にも触れながら、混迷を深める21世紀世界にこそ必要な視座として、わかりやすく提示する。
内容説明
サルトルが第二次世界大戦の終結直後にパリで行った講演をまとめた本書は、私たちが自由でなければならないことの意味と、思索し続けることの意義を、未来への希望とともに語りかけてくる。そこに込められたサルトル哲学の本質を、代表作『嘔吐』や盟友ボーヴォワールとの活動にも触れながら、紐解いてゆく。
目次
第1章 実存は本質に先立つ(一九四五年―解放と不安のなかで;サン・ジェルマン・デ・プレの「実存主義者」たち ほか)
第2章 人間は自由の刑に処せられている(自由の刑/負けるが勝ち/偶然性からの脱出;「全体化」の欲望 ほか)
第3章 地獄とは他人のことだ(アンガジュマンとは何か;「さらば、下種どもよ」 ほか)
第4章 希望の中で生きよ(「異議申し立て」へ―政治的アンガジュマンの歩み;様々なヒューマニズムへ ほか)
ブックス特別章 希望はどこに―二十一世紀の世界とサルトル(監理者としての共同体;橋をわがものにする思想 ほか)
著者等紹介
海老坂武[エビサカタケシ]
1934年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院博士課程修了。1963年から2年間フランスに留学。一橋大学教授、関西学院大学教授を経て、現在は執筆と翻訳に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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