内容説明
本書では、リスク・マネジメントが適時・的確に行われているかどうかをチェックする、監査という観点から取り上げるのを目的としている。つまり第二次的に管理することであり、監査役、監査委員会委員、会計監査人、内部監査人等によるリスク対応監査が本書のテーマとなっている。取り上げるテーマは、重要度の高いものに限定し、一般的な監査手法である業務別の分類によって論述。重要度を考慮に入れ、その重要度の判定は、実際に発生した代表的事例の損害の金額を基準にした。大体の目安は四捨五入で1億円以上の損失が発生した事項だけを取り上げた。
目次
1 リスク対応監査の基礎知識
2 リスク対応監査の新しい動向
3 購買・製造のリスク対応監査のノウハウ
4 営業のリスク対応監査のノウハウ
5 財務のリスク対応監査のノウハウ
6 経理のリスク対応監査のノウハウ
7 総務・人事のリスク対応監査のノウハウ
8 企画・情報システムのリスク対応監査のノウハウ
9 キーワード集
著者等紹介
鈴木栄次[スズキエイジ]
1929年愛知県蒲郡市生まれ。1953年東京商科大学(現・一橋大学)卒業、日商KK(現・日商岩井KK)入社、営業部勤務。1969年同社監査室勤務。1983年同社監査室長。1987年日商エレクトロニクスKK常勤監査役。1992年日本内部監査協会・常務理事(国際担当)、IIA International Relations Committee委員。1993年日商岩井エアロスペースKK顧問(内部監査担当)。1994年日本経営協会・講師。1995年日商岩井エアロスペースKK退任。現在、(社)日本経営協会・講師。日本監査研究学会・会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。