目次
第1章 社会主義ユーゴスラヴィアとナショナリズム―結合と分離の力学(ナショナリズムとその諸相;ユーゴスラヴィアの成立と連邦制にみる自決 ほか)
第2章 一九八七年セルビアの党内論争とナショナリズムをめぐる議論―パラチン事件とセルビア党中央委員会第八回総会(前史―一九八七年までのセルビア政治と共和国党指導部;パラチン事件 ほか)
第3章 一九八〇年代末の大衆的な政治運動とナショナリズム―ヴォイヴォディナの諸集会についての一考察(体制危機下のストと政治行動;ヴォイヴォディナにおける大衆的な政治運動 ほか)
第4章 社会主義体制終焉に伴う政治的分化とナショナリズム(一九八九年の政治的帰結―共和国間の対立と一党体制の終焉;複数政党制への移行と諸政党の誕生 ほか)
第5章 戦争と「民族」内部の分断にみるナショナリズム(「大セルビア」への転換と戦争の勃発;「親ミロシェヴィチ」とナショナリズム―戦時体制の形成 ほか)
著者等紹介
鈴木健太[スズキケンタ]
1980年、名古屋市生まれ。2003年、東京外国語大学外国学部卒業。2013年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員PD、東京外国語大学世界言語社会教育センター特任助教などを経て、現在、神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部講師、博士(学術)。専門は、ユーゴスラヴィア現代史、東欧・バルカン地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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