目次
婚姻と家の存続―「はじめに」として
第1部 日本の家と婚姻戦略(近世大名における家存続戦略―出羽久保田藩佐竹氏と陸奥中村藩相馬氏との重縁関係にみる;近世農村における世帯と婚姻―出羽国村山郡山家村宗門人別改帳の分析から;近世日本における「家」の継承と相続―上田藩上塩尻村の蚕種家、佐藤嘉平次家の事例から;資本家の婚姻と「家」の存続戦略―明治・大正期の事例分析;イエ存続戦略としての姉家督―近・現代の東北農村における婚姻と相続)
第2部 アジアにおける家と存続戦略(宋代士大夫の「興盛之家」防衛策―『袁氏世範』を中心に;「家」の存続における植民地支配期の影響に関する考察―「家族制度」の移植を中心に;東インドネシアにおける家と婚姻戦略)
第3部 ヨーロッパにおける家と存続戦略(中近世ドイツ地方史からみた相続慣習;近世英国農民の「家」存続―ケンブリッジ州ウィリンガム教区の事例から;ケンブリッジ州チペナム教区のソープ家―地主家族の危機と戦略;一九世紀フランスにおける農家の存続戦略)
著者等紹介
國方敬司[クニカタケイジ]
1950年生まれ。1981年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。現在、山形大学人文学部教授
永野由紀子[ナガノユキコ]
1960年生まれ。1991年東北大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。現在、山形大学人文学部教授
長谷部弘[ハセベヒロシ]
1955年生まれ。1983年東北大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。現在、東北大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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