内容説明
本書は、アメリカ民主主義基金による民主主義研究国際フォーラムと、ジョージ・C・マーシャル安全保障ヨーロッパセンターとの共催による会議から生まれたものである。
目次
第1部 新しい時代の政軍関係(政軍関係の改革;脅威を与える環境と軍の役割;軍の役割―過去と現在)
第2部 発展途上世界(ラテンアメリカにおける軍部と市民社会;アジアにおける軍のコントロール;南アフリカにおける安全保障と民主化)
第3部 ポスト共産主義世界(ポーランドにおけるシビリアン・コントロールへの道程;ロシアにおける軍の分裂;ポスト共産主義国の紛争)
エピローグ―自由主義の伝統
著者等紹介
中道寿一[ナカミチヒサカズ]
北九州市立大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワッキー提督
1
90年代までの世界各地の政軍関係の歴史・現状について概説的に述べた本。その後情勢の変化のあった国(特にロシア)もあるなど、少し古いのが難点だが概説的にその地域の政軍関係を理解するには便利。また変化のあった国でも、連続性が見られるため(たとえばロシアでは英雄待望論→プーチンの出現といったように)、読んでおいて損はない一冊。図書館にて。2013/05/31
papahaba
0
日本・先進国では与件となっているシビリアン・コントロールは、決して 当たり前の制度ではない。特に、共産主義崩壊後のロシア・東欧等の政軍関係は一筋縄ではいかない事が実例を通じて課題意識を持てた。学術的理論に偏らない、良い入門書。2022/10/28
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