出版社内容情報
ゴットランド法典を初めとする原典による中世北欧研究。ゴットランド法典による奴隷研究をはじめ,土地所有形態,復讐など,原典史料に精密な考察を加えて,前国家的慣行にまで・り,北方社会を明らかにする
内容説明
本書は北欧、とりわけスウェーデンのおよそ13~14世紀になる史料を基にして、かつて試みられた6編の研究論考から構成されている。
目次
第1章 中世スウェーデンのゴットランド社会―ゴットランド法典にみる人民・平和・土地
第2章 中世スウェーデンにおける土地所有形態―旧ヴェストゥイェータ法書を中心にして
第3章 中世スウェーデンにおける自力救済慣行―旧ヴェストゥイェータ法書を中心にして
第4章 中世スウェーデンにおける土地所有形態―ウップランド法典、「村落の章」を中心にして
第5章 中世スウェーデンの社会とその土地所有形態―ウップランド法典を史料として
第6章 The Society and the Form of Land Ownership in Mediaeval Scandinavia(Sweden)―In the Light of the Uppland‐Law