出版社内容情報
四文明の伝播における様式論・価値論を根底に,ロシア・日本・インド・トルコなど非西洋の近代化=欧化と反西洋=土着の相克から現代の文明情況まで。日本文明学の先駆者の業績として忘れ得ない名著
内容説明
ロシア、日本の文明史的考察からスラヴ派・日本浪漫派、チャアダーエフ・漱石に欧化と土着の相克を見、バグビーの周辺論を発展させて西欧(中心)対土着(周辺)の現代世界の構造を解明する先覚者の業績。
目次
第1章 文明における様式と価値―西洋派と土着派
第2章 周辺文明論への視角―文明の自立
第3章 欧化の反省―ロシアの事例
第4章 欧化と国粋―日本の事例
第5章 欧化と世俗化―トルコの事例
第6章 非西洋における近代化―インドの事例