内容説明
丹下健三自身が撮影した35ミリフィルム・コンタクトシート81枚を原寸で再現!36歳から46歳まで10年間の記録。ひとりの建築家の眼の軌跡。―当時の論考や対談とともに一挙収録した異色の写真集。
目次
1 都市のコアと建築のコア
2 大空間への挑戦―広島子供の家、愛媛県民館、図書印刷原町工場
3 伝統との対峙―住居(自邸)、桂離宮、龍安寺
4 RC表現の模索―倉吉市庁舎、墨会館、今治市庁舎・公会堂
5 外部との交流:グランドツアーと舞台芸術
6 50年代を統合する建築から60年代へのプロローグ
7 資料と年表から読み解く丹下健三の1950年代
著者等紹介
岸和郎[キシワロウ]
建築家。1950年神奈川県生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻教授。1993年~2010年、京都工芸繊維大学にて教鞭をとる。その間、カリフォルニア大学バークレー校、マサチューセッツ工科大学で客員教授を歴任。2010年から現職。1993年、日本建築家協会新人賞、1996年、日本建築学会賞など、受賞多数
原研哉[ハラケンヤ]
デザイナー。武蔵野美術大学教授。1958年生まれ。独自の視点から日常や人間の諸感覚に潜むデザインの可能性を提起。近年は「観光」「家」「新素材」「移動」などから、新たな産業ヴィジョンの構想に注力している
豊川斎赫[トヨカワサイカク]
建築家、建築史家。1973年宮城県生まれ。国立小山工業高等専門学校建築学科准教授、芝浦工業大学大学院非常勤講師。工学博士、一級建築士。東京大学大学院工学系建築学専攻修了後、日本設計を経て現職。丹下健三生誕百周年プロジェクト(瀬戸内国際芸術祭2013)実行委員。著書に『群像としての丹下研究室』(2012年、オーム社、日本建築学会著作賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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