出版社内容情報
少子高齢化で中堅・中小企業の環境は厳しい。経営戦略、人事・労務、事業承継、海外進出など勝ち残るための戦略を多角的に解説。10年後を見据えて先手を打つ!
・事業の再設計で「働き方改革」を実現
・競争を勝ち抜く事業承継のポイント
・さらなる成長を図るM&A戦略
・事業の本質を見極めた事業再生の進め方
・海外で稼ぐグローバル戦略成功のカギ
中堅・中小企業に、今、必要な経営戦略を総合的に解説!
少子高齢化による人材不足や「働き方改革」への対応、深刻化する後継者難を克服し、10年後も勝ち残るためにはどうすればよいのか。現場の実態に即して、解決策を実践的に解説します。
<巻頭特集>
人口減少、社長の高齢化、テクノロジーの進歩…
今後10年で急激に変わる経営環境
Special Interview
山田コンサルティンググループ 代表取締役社長 増田慶作
「現役世代の減少と高齢化への対応は経営者が取り組むべき?最重要課題″です」
1章 持続的成長を実現する 経営戦略
(1)この先10年の経営環境の変化と自社の事業基盤への影響を見通す
(2)自社の「強み」「弱み」を客観的に見直し、競争に生き残る方法を探る
(3)現状と未来を正確に見通して経営環境変化への対応を考える
(4)事業ポートフォリオを見直して、財務を固め新規事業開発に乗り出す
(5)持続的な成長戦略を実現するための効果的なアライアンスの考え方
(6)持続的成長を実現する組織構造の最適化と人材育成の考え方
2章 競争を勝ち抜く 事業承継戦略
(1)10年先も勝ち続ける企業を目指し、事業をどう引き継いでいくか
(2)親族内承継・MBO・M&Aの3つの選択肢を並べて検討する
(3)親族内承継を進めるときは自社株の集約・移転がポイント
(4)平成29年の税制改正で自社株の評価方法が変わった
(5)大きく改正された納税猶予制度をチェックしよう
(6)リタイア後の人生のために事業承継した後も対策は必須
3章 さらなる成長を図る M&A戦略
(1)経営戦略としてのM&A。他社と連携して足りないリソースを補う
(2)M&Aの目的を明確にし、成長できるパートナーを探す
(3)買収型と資本参加型、最も適した方法を考える
(4)M&Aのプロセスは事前準備とPMIが重要
(5)[事例1]株式譲渡で大手の傘下に入り、海外への展開を目指す
(6)[事例2]会社を事業部門で分離し、一方を残して一方を譲渡
4章 労働力不足を乗り越える 人事・労務戦略
(1)中小企業の労働力は低下傾向、全業種にわたって人手不足は深刻
(2)国の「働き方改革」を確認し、自社の取り組みと照らし合わせる
(3)労働基準法の改正に伴って中小企業も労働環境の改善が必要に
(4)中小企業の「働き方改革」への取り組みは進んでいるものと遅れているものが半々
(5)業務の再設計なくして働き方改革なし。会社のあらゆる面を再点検する
(6)業務の再設計を進めるには3ステップでプランを作成
(7)在宅勤務やサテライトオフィスなどテレワーク導入のポイント
(8)賃金・待遇・職場環境など人事制度の見直しは早急に着手
5章 海外で稼げるビジネスを築く グローバル戦略
(1)成長が続く海外の消費市場で稼ぐビジネスの構築が求められる
(2)アジア市場の調査は、現地に出向き現地をよく知ることがポイント
(3)マネジメントはローカル人材を活用。委譲権限は明確化する
(4)ASEANでは各国の制度変化と業界変化に対応した戦略が不可欠
(5)今後、中国政府がフォーカスする分野に日本企業の商機がある
(6)クロスボーダーM&Aは国内以上に緻密な現地調査が必要
6章 不振事業を立て直す事業再生戦略
(1)激変する企業のマーケット環境、求められる事業の見直しと戦略構築
(2)労働者不足で問われる再生の意義。社会貢献、持続可能性の観点で退場も
(3)「わかった! 」から始まる事業再生。事業の本質の見極めが肝心
(4)進化する事業再生の手法。会社の状況に合った再生プランを作る
(5)充実する私的整理のスキーム。経営者の再チャレンジを支援
山田コンサルティンググループ[ヤマダコンサルティンググループ]
監修