内容説明
本書の第1集にあたる、技術者倫理を事例を通して考えるためのテキスト。人の倫理観は家庭、学校、職場などで形成されていく。電気学会は技術に関わる人たちが倫理判断を要する事態に遭遇したときのよりどころとして、倫理綱領と行動規範を定めた。綱領、規範をよりどころにするためには、実際に判断してみる演習が役に立つ。すなわち事例を客観的に評価し、あるいは主観的に考察するときに、実際に綱領、規範をよりどころにしてみる練習が有効である。この事例集はそのような教育訓練を行うための教材として作成された。
目次
第1部 技術者倫理の基礎(ことば;技術と技術者;倫理とコンプライアンス;技術者倫理と技術倫理;倫理の規範性と普遍性)
第2部 事例に学ぶ(大震災を考える;研究開発を考える;見方を広げる)
第3部 資料(事例と電気学会倫理綱領との対照表;電気学会倫理綱領;電気学会行動規範)