内容説明
ベルは、もうすぐ二十一歳になる。彼女の亡き父親は、遺言の中でビジネスパートナーのコルト・マキナンを娘の後見人に指名していた。亡き父親の事業を引き継ぐため、ベルはコルトから手ほどきを受けることになった。コルトはベルの初恋の男性だった。十七歳のとき、ベルはコルトに愛の告白をしたが、プレイボーイの彼に、子供には興味がないと言われたのだった。だがベルは、いまだにコルトへの思いを断ちきれていなかった。そんなある日、彼女は偶然コルトの計画を知って凍りつく。コルトはベルを名門の若者に嫁がせようとしていたのだ。そんなにまでして、わたしを追い払いたいの?絶望に駆られたベルは、コルトの目の前から姿を消そうと決心する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
11
ヒーローは家族同然に受け入れてくれたヒロインの亡くなった両親に恩があり、後見人として彼女を幸せな結婚に導く義務を感じ必死に自分の気持ちを抑えている。ヒロインは17歳でヒーローに失恋しても彼を思い続け、一度拒絶されたぶん臆病になってる。孤独なふたりは温かな家庭を求めているのに。他人に寛容で世話焼きなヒロインが知り合いの輪を広げていくのがいい。お返しとばかりに彼女たちのお節介がヒーローの背中を押してくれたのも人と人の繋がりを感じさせてくれて素敵。切ない恋心にキュンとして、でもほのぼのなお話、かな。2014/10/15
-
- 電子書籍
- 40代からの脱力トレーニング~忙しくて…
-
- 電子書籍
- 闇金ウシジマくん【タテカラー】 ヤミ金…
-
- 電子書籍
- ひまわり【分冊版】49話
-
- 電子書籍
- 君は綺麗なアヒルの子【分冊版(20)】…
-
- 電子書籍
- 目が覚めたら30歳、新妻でした ~10…