内容説明
電力自由化で電力システムの領域では従来の考え方や技術の一部を改める必要が生じた。本書はこれらを体系的に纏め電力システム工学に新たな光を与えようとしている。専門家から一般読者までが興味を持てるよう、国内外の電力自由化の歴史や形態、電力システムの戦略的運用、系統混雑の解消法、さまざまな制御法、送配電網設備投資負担などを解説し、最後に電力自由化がもたらすエネルギー国策や新ビジネスなどの話題を紹介して数ある類書とは一線を画すものである。
目次
第1章 電力系統と電気事業自由化
第2章 需給制御と市場取引
第3章 競争環境下における系統利用
第4章 アンシラリーサービス
第5章 競争環境下における設備計画
第6章 電力系統の新たな話題
付録