文春文庫
凪の光景

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167918187
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

己の信念のもと実直に生きてきた丈太郎、72歳。だが突然、妻の信子が自らの幸福を求め、意識改革を打ち出した。家庭に満足しつつも若い部下によろめく長男、仕事をもち意識の高い嫁、覇気のない小学生の孫……。高齢者の離婚、女性の自立、家族の崩壊という今日まで続く問題を、鋭く乾いた筆致でユーモラスに描く傑作小説。

内容説明

己の信念のもと実直に生きてきた丈太郎、72歳。だが突然、妻の信子が自らの幸福を求め、意識改革を打ち出した。家庭に満足しつつも若い部下によろめく長男、仕事をもち意識の高い嫁、覇気のない小学生の孫…。高齢者の離婚、女性の自立、家族の崩壊という今日まで続く問題を、鋭く乾いた筆致でユーモラスに描く傑作小説。

著者等紹介

佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12(1923)年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。戦後「文芸首都」の同人となり小説を書き始める。昭和44(1969)年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアの効いた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイで多くの読者を魅了する。平成12(2000)年、父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始めとする佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により第48回菊池寛賞を受賞。平成27年「晩鐘」で第25回紫式部文学賞を受賞。平成29年、旭日小綬章を受章。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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