出版社内容情報
【内容】
刑法は命をいかに保護すべきか――
人命という最高かつ普遍的な法益の保護のあり方を比較法的観点から徹底検証。
ますます重要になる生命に関する法的問題。もはや机上の問題ではなく、医療などの現場では次々に新しい領域への歩が進められ、事後に世間の知るところとなる事例が多い。本書は、長年にわたり、刑法における生命保護に関しての研究、考察を重ねてきた著者が、刑法理論と実践において先を行くドイツの事例を検証しながら、日本における「生命刑法」の実態と前途を詳解する。
【目次】
はしがき
第1章 ラートブルフ公式と法治国家性原理
第2章 不処罰の妊娠中絶はなぜ「禁じられていない」のか
第3章 ドイツ新妊娠中絶法の刑法解釈論
第4章 比較法的視点から見たわが国の妊娠中絶法
第5章 いわゆる「早期安楽死」問題と刑法
第6章 末期医療と医師の生命維持義務の限界
第7章 臨死介助と自死ヘの権利
第8章 自殺―違法か、適法か、それとも何か
人名索引
事項索引
内容説明
本書は、長年にわたり刑法における生命保護に関しての研究、考察を重ねてきた著者が、刑法理論と実践において先を行くドイツの事例を検証しながら、日本における「生命刑法」の実態と前途を詳解。人命という最高かつ普遍的な法益の保護のあり方を比較法的観点から徹底検証する。
目次
第1章 ラートブルフ公式と法治国家性原理
第2章 不処罰の妊娠中絶はなぜ「禁じられていない」のか
第3章 ドイツ新妊娠中絶法の刑法解釈論
第4章 比較法的視点から見たわが国の妊娠中絶法
第5章 いわゆる「早期安楽死」問題と刑法
第6章 末期医療と医師の生命維持義務の限界
第7章 臨死介助と自死への権利
第8章 自殺―違法か、適法か、それとも何か
著者等紹介
上田健二[ウエダケンジ]
1940年京都に生まれる。1963年同志社大学法学部政治学科卒業。現在、同志社大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。