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出版社内容情報
日本の国防、災害救助における自衛隊の重要性を、前・防衛大臣が解説!
3.11の未曾有の大災害で各地の救助活動に奔走し、自衛隊の存在意義が改めて見直された。緊迫するアジア情勢によって、高まる国防意識にも応え、なぜ我が国に自衛隊が必要かを前・防衛大臣自らが解説する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
プリン
2
著者は民主党政権の防衛大臣を約2年間務めた人物。前半が東日本大震災の対応に当たった時期の回想、後半は日米同盟体制と周辺各国に対する認識が述べられています。注目すべきはやはり前半、東日本大震災と福島の原発事故への対応です。10万人派遣の経緯やアメリカ軍との協力体制、そして批判されることの多い菅直人首相の対応などが、当事者の口から明らかにされます。本書を読んでいて、真っ先に批判されるべきは東電上層部に他ならないということを強く思いました。ちなみに、本書でも東電上層部は「撤退」を進言してきたとされています。2012/06/23
もくもく
1
国政選挙の直前なので?、元防衛大臣の著書を読んでみました。震災や原発事故に際しての対応の話は特に興味深かったです。災害大国の常備レスキュー組織としての機能と、国防軍としての機能の両立にはもう何段階かの発想の転換が必要かもしれないですね。2012/12/14
ceskepivo
1
民主党政権下では大臣がコロコロ変わっているが、大臣辞めたら自分が大臣として考えたこと、やったことを本に書いて欲しい。そのような形で、国としての経験が蓄積されないと、国家システムの改善、有権者の啓蒙は期待できない。この点、著者を評価したい。東日本の大震災での自衛隊の活躍ぶりには頭が下がる。自衛隊員が被災者の御遺体を取り扱う部分を読んでいると目頭が熱くなった。菅前首相の評価にはまだ時間がかかるか。2012/06/26
sgmt
1
著者は民主党政権下に於ける初代防衛大臣。在任期間中に普天間基地問題、東日本大震災という大事に関わった。その経験から前半はレスキュー機能としての、後半は専守防衛を旨とした対外抑止力としての自衛隊の必要性を説く。が、後半は日米同盟と在日米軍の必要性を力説する感じ。ただ、最近は外交、国防、沖縄問題の本を読んでいることもあって、興味深かった。2012/06/13
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
良い決断をされたと思う。特にあの瞬間でやれるべき決断はされたんだな、と。2017/02/13
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- 火山の下《新装復刊》