感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瓜月(武部伸一)
5
特集『百家争鳴「どこへ行くのか中国」』2022年秋の中国共産党大会と習近平3期目の執権を受け、多数の学者研究者に原稿を依頼したとのこと。各自4ページの原稿を寄せたのは、テレビでよく見る阿古智子・冨坂聡を含む10名の研究者。今日の中国共産党政権に対し肯定的な人もいれば批判的な論考もある。注目したのは濱田英次「共同富裕下の格差拡大と不安定化 大学・院卒者の労働市場」経済自由化以降、大学進学率は56%に達したが、学生の望む仕事は少なく待業者が拡大している。彼らの存在が共産党独裁にどのような影響を与えていくのか。2023/03/18
瓜月(武部伸一)
5
先ず有田芳生さんインタビュー「統一教会と日本の政治の闇」。有田さんは語る。教祖文鮮明による脱税と政界工作を契機に作られた米議会フレイザー委員会では、統一教会は危険な準軍事的組織とされている。そして1987年朝日新聞阪神支局銃撃事件(記者一人死亡)では統一教会の捜査が行われていた事。朝日は当時、霊感商法批判キャンペーンを行っていた。読後、2018年1月NHKスペシャル「赤報隊事件 戦慄の銃弾 知られざる闇」を見る。番組で元警察官は語る。統一教会の捜査を始めた1か月後上司から「その筋は止めろ」と指示が来たと。2023/01/14