内容説明
代表作「東海歌」の解釈、妻・節子と妹・光子への視点をめぐって、諸異説との接点をするどく衝く。著者入魂の7作目刊行。
目次
東海歌二重歌格論(「東海歌」閲覧;情景歌と象徴歌 ほか)
嫁と小姑(啄木と郁雨の義絶問題;井上信興氏の見解 ほか)
啄木外伝(川崎むつを氏の苦悩;春彦の中の啄木 ほか)
啄木雑記帳(啄木論争;啄木の悪評 ほか)
著者等紹介
西脇巽[ニシワキタツミ]
1942年6月1日福井市生まれ。1968年弘前大学医学部卒業、精神医学専攻。1973年八甲病院副院長、1975年以降院長、2003年以降名誉院長。2006年以降、生協さくら病院(旧八甲病院)名誉院長。現在、社会福祉法人「虹」理事長/青森県革新懇世話人代表。所属学会に日本精神神経学会・同東北地方会/国際啄木学会・同盛岡支部。その他に青森県啄木会会長/文芸同人「青森文学会」会長/青森ドクターズ・ヨッチミラー合唱団団長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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