内容説明
文字文化から映像文化への変化、マルクス主義的社会の実現と崩壊、科学技術の発展と地球環境の汚染と破壊、ネットワーク世界の出現とそれがもたらす社会的文化的諸問題を対象にした共同研究の成果。
目次
第1章 科学は何をもたらしたか(崩壊の時代を迎えて;宇宙と人間の構図―プラトン『ティマイオス』をめぐって;現代社会と数学―「証明」の意味するもの)
第2章 美的知覚の変化(美的な体験と知覚―運動する身体についての試論;複製技術時代の知覚―ことばと映像の境界に立つチャップリンとカフカ;ヘンリー八世ゆかりの二つの庭―庭園に見る歴史と文化)
第3章 歴史をかえりみる(コロニアリズムと近代歴史学―植民地統治下の朝鮮史編修と古蹟調査を中心に;忘れてはならぬこと―松川裁判批判における作家・広津和郎の慧眼)
著者等紹介
泉谷周三郎[イズミヤシュウザブロウ]
1936年東京で生れる。1966年東京教育大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、横浜国立大学教授(倫理学、ヨーロッパ近代思想史)
根本萌騰子[ネモトモトコ]
1941年茨城で生れる。1966年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、横浜国立大学教授(現代思想、メディア論)
木下英夫[キノシタヒデオ]
1942年東京で生れる。1973年名古屋大学大学院文学研究科博士課程退学。現在、横浜国立大学教授(哲学、倫理学)
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