内容説明
わたしたちは毎日の暮らしにおいて、ものさし、はかりなどの測定具を使っている。したがって測ることは、われわれの生活に密着した行為であることに気づく。この本では、広範囲におよぶ計測技術のなかから、今後の社会にとって、重要な小型化、高精度化に大きく関係する計測技術、すなわち測ることのなかでも精度の高い「精密測定」を中心にていねいに解説する。
目次
第0章 言葉の定義と「計」「測」
第1章 はかることの基本―度量衡とは
第2章 機械計測の範囲
第3章 長さの計測
第4章 形状の計測
第5章 機械計測に及ぼす他の量の計測
第6章 これからの機械計測
著者等紹介
上野滋[ウエノシゲル]
現在は、ISO/TC39(金属加工工作機械)日本代表、精密工学会会員、日本機械学会会員、日本計量史学会会員、日本オーディオ協会会員、米国精密工学会会員、英国物理学会フェロー。1945年生まれ、1969年に名古屋工業大学機械工学科を卒業し、機械工学科の助手となった。その後、(財)機械振興協会技術研究所に入所(1970年)し、1983年に、神戸大学大学院自然科学研究科生産科学専攻で博士課程修了(学術博士)。機械振興協会技術研究所次長(生産技術部長兼任)に就任(1999年)し、機械振興協会の理事(技術研究所次長、計量技術部長兼任)に就任(2004年)、機械振興協会を退任(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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