内容説明
これは、鎌倉の浜で漂着物として多く採集されるウマの骨を分類・分析し、周辺一帯にひろがる中世遺跡との関連を考察した、「動物遺体学」とも言える、気鋭の学徒の新しい意欲的な試みである。
目次
鎌倉の馬の骨 図版(ウマの全身骨格;頭蓋骨標本;上顎歯列標本 ほか)
はじめに なぜ漂着骨を集めるのか
1 鎌倉の馬骨
2 資料解説(頭蓋骨;下顎骨;上・下顎歯 ほか)
おわりに 中世鎌倉の暮らしを思う
著者等紹介
芝田英行[シバタヒデユキ]
1958年東京生まれ。1982年早稲田大学大学院文学研究科史学(考古学)専攻前期課程修了。(株)共同サービス(フジサンケイグループ製作会社・現バンエイト)入社(1984年退社)。1983年(株)秋田書店にて漫画家活動開始。2002年日本考古学協会会員となる(専門:動物考古学)。以来、各地の発掘調査報告書で動物骨の分析・報告書執筆。日本愛玩動物飼養管理士(二級)。日本人類学会、漂着物学会など会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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