内容説明
考古学とは何か。コミュニケーションを基軸に考古資料と社会システムを考察。著者が目指す社会考古学の実践理論を体系的に提示した、待望の一書。
目次
序章 本書の目的と内容
第1部 基礎論(考古学とは何か?社会考古学とは何か?;コミュニケーション・システム概念を基軸とする社会考古学理論の構築)
第2部 応用論(考古資料からコミュニケーション・システムの存在・作動を分析する―きれいな土器とそうでもない土器;考古資料からコミュニケーション・システムの変化を分析する―「歩く」から「見つめる」へ;考古資料からコミュニケーション・システムの変化と組織システム・社会システムの変化を分析する1―モコモコした土器からツルツルで絵が描かれた土器へ;考古資料からコミュニケーション・システムの変化と組織システム・社会システムの変化を分析する2―世界が大きく複雑になるとき;考古資料から歴史を復元する―土偶から神道へ;社会考古学を「生きる」)
著者等紹介
溝口孝司[ミゾグチコウジ]
1963年、北九州市生まれ。ケンブリッジ大学考古・人類学部考古学科博士課程修了(Ph.D.1995年)。九州大学大学院比較社会文化研究院・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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