内容説明
世界最高峰の色絵磁器と称される柿右衛門様式。その文様を花草木蝶鳥のモチーフごとに整理・集成し、描法および配置を詳細に分析。国外需要や絵画・他工芸も視野に収め、その装飾世界の全貌に迫る。集成図版はフルカラーで収載。
目次
序章 意匠研究の意図と背景
第1章 「柿右衛門」の概念とその様式
第2章 肥前磁器の絵付けと作風
第3章 肥前磁器の文様分析
第4章 肥前磁器の文様配置とその成立背景
第5章 延宝期における肥前磁器の円熟
結章 意匠研究からみる柿右衛門様式
資料編 意匠集成
著者等紹介
松浦里彩[マツウラリサ]
1987年生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士後期課程史学専攻所定単位修得退学。博士(歴史学)。現在、國學院大學兼任講師。主要論著、「柿右衛門における定義の考察」(『國學院雑誌』第114号、第7号、2013年、学生懸賞論文佳作)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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