内容説明
「八歳の夏僕は最低な約束をした。だって知らなかったんだ…好きになっちゃいけないって。無駄だって。僕の人生にはタイムリミットがある」八歳の頃、とある病院で出会った種田繭と垣野内逞。淡い恋心を抱く二人は偶然、心臓の病気で逞が二十歳まで生きられないことを知ってしまう。失意の中、守れない約束だとわかりながら、結婚の誓いをする二人。しかし、成長をかさね、逞は、次第に繭と距離をおくようになる…。惹かれあいながらも、抗えない運命に悩み苦しむ二人の“初恋”の行方は―。累計600万部の大ヒット同名コミックを完全ノベライズ化。
著者等紹介
橋口いくよ[ハシグチイクヨ]
2001年『愛の種。』でデビュー
青木琴美[アオキコトミ]
愛知県生まれ。1998年、「少女コミック」(小学館)にて『99のナミダ』でデビュー。07年、『僕の初恋をキミに捧ぐ』で第五十三回小学館漫画賞少女向け部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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maimai
28
久しぶりに読んでみました笑。心臓に病を患い20歳までは生きられないと宣告された逞と幼なじみの繭との恋愛には心が打たれました。中でも印象に残ったシーンは逞の遺書に書かれた言葉です。自分が死んだ後も繭に幸せになってもらいたい、誰かと恋に落ちて家庭を築き幸せになってもらいたい。自分の死が近づいているのにそれでも繭の幸せを願う逞の姿に胸が傷みました。2016/03/22
そのぼん
22
映画版を見ていたので、懐かしくなり手に取りました。 タイトル通りのピュアストーリーでした。 井上真央と岡田将生の顔が浮かびました。2012/06/24
チアモン
11
以前、漫画を読ん事があるので、内容はなんとなく分かっていたがストーリーが出来すぎている感があった。若いなぁーと思った。2014/12/09
笹原藍
10
2度目の読了。前半の繭と逞のすれ違いは本当にもどかしくて、読んでいる側がうずうずしてしまった。この二人が本当にお互いを想い合ってるからこそのすれ違いで、微笑ましくもあった。後半からは、少し展開が早すぎたかもしれません。でも、この二人だけでなく、両親や、友達。とても沢山の人の優しさが伝わってきて、泣いてしまいました。昴サマが本当にいい人です!是非映画も見てみたいと思います!2016/05/17
ゆう
10
予想通りの展開でほとんど感動はありませんでした。テーマのわりに軽い文体なので楽に読めたのは良かったです!ラストはリアリティと少女漫画の甘さ、どっちを取るのかだけが気になりました。前者の色が若干強い気がしますが、ポイントを繋いでいくと後者のパターンもあるのかなぁ?と感じました。2014/03/22
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