内容説明
頼朝挙兵から征夷大将軍就任までを区切りとする従来の研究への批判を問題意識に、頼朝死後の幕政との連続性も見据えて、内乱を勝ち抜いた武人政権が統治権力の主体として発展してゆく諸相を活写する。
目次
英雄論的武士論から職能論的武士論へ
1 前史(一二世紀前半の武蔵国の政治情勢と村山氏;大蔵合戦と秩父一族;武蔵国橘樹郡稲毛荘の成立と開発)
2 内乱(黄瀬川と流人頼朝;鎌倉殿御使の政治史的位置)
3 政権(富士巻狩りの政治史;建久六年朝頼上洛の政治史的意義;阿野全成・時元および源頼茂の乱の政治史的位置)
著者等紹介
木村茂光[キムラシゲミツ]
1946年北海道洞爺村(現洞爺湖町)に生まれる。1978年大阪市立大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、東京学芸大学教育学部教授。日本学術会議会員(史学委員会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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